教育は礼から始まります

小学生のキャリア教育の展開

教育は礼から始まります 小学校のキャリア教育では具体的な職業や進路よりは、むしろ、それを考えるために基礎となるさまざまな刺激を与えることが狙いになります。それは、自分や友達、家族や地域の人など、日常生活で触れ合う具体的な人物を通じて展開します。そうした人物が何をやっているのか、どういう役割を果たしているのか、それを見て自分はどう考えたか、自分は何が好きなのかといったキャリア発達の基礎となる基礎的な疑問に自分なりに答えを見つけていくことが重要です。

小学校のキャリア教育は複合的です。いろいろな狙いを重ね合わせて、小学生に刺激を与えようとします。小学生の中にあるキャリア発達の固い卵のようなものを、外からたたいたり温めたりして成長しやすくするようなイメージです。授業で行う場合も多面的な授業内容になります。小学生の授業は一人の先生が全ての教科を教えるので、やりようによってはいろいろな場面でキャリアについて盛り込んだ授業を展開させることが可能です。